名前に「目」のつく動物

  • 2018.10.22 Monday
  • 10:48

名前に「目」のつく動物

 

トウ先生、ヤツメウナギは目にいいといいますが、本当なのでしょうか。

 

患者さんからもそのように尋ねられることがありますね。ヤツメウナギは目のうしろに七対の外鰓孔(がいさいこう)があり、目が八つあるように見えるので、この名がついたのです。目が八つもあるのだから眼病に効くはずだと信じられてきたのでしょう。

ただ、古くからの民間の言い伝えというのは、それ自体は非科学的でも結果としては正しいことが多くあります。目が八つあるからというのではなく、ビタミンAを多量に含んでいるので、鳥目(夜盲症)や目の疲労回復には効果的な食物なのです。

 

うなのですね!そういえばヤツメウナギのように、動物の中には名前に「メガネ」や「目」がつくものがいますね。

 

「メガネ」の名がつく動物としては、メガネザル、メガネウオ、メガネカイマン、メガネグマ…など、色々ありますね。マレー諸島の森林に生息するメガネザルはメガネでもかけているように大きな目をしています。メガネザルは夜行性で昆虫やトカゲなどを食糧としており、暗い所でもよく見えるように大きな目が必要になったのでしょう。

メガネカイマンはアメリカに生息するワニで、メガネウオはオコゼの一種です。これもそれぞれ目が大きいためにその名がつけられました。

 

が大きくて目立つ動物が「メガネ」の名を冠するようになったのですか。

 

目立つ箇所が必ずしも目ではない場合もありますね。メガネグマやメガネオオコウモリは、目の周りに白い輪の模様があるので、この名前がつけられています。また、メガネヘビは台湾コブラのことで、首を広げて敵を威圧するときに首にメガネのような模様があることから、この名がつけられました。

 

には目のつく名前が多いですね。メダカ、メバル、デメキン、ヒラメなどでしょうか。

 

メダカは目高、メバルは目張、どちらも体の割に目が大きいことから名付けられています。ほか、メカジキは「目梶木」と書かれることが多いようですが、「女舵木」と当て字されることもあります。マカジキ(真梶木)と比べてその身が色白なので、女性的という意味からメスのカジキ、つまりメカジキと名付けられたのではないかと思われます。そうすると「目梶木」という漢字は、実は妥当ではないかもしれませんね。

 

(原作:医学博士 武藤政春)

  • 0
    • -
    • -
    • -