動物も眼の病気になるの?

  • 2019.01.22 Tuesday
  • 18:12

動物も眼の病気になるの?

 

トウ先生、動物も白内障などの眼病になったりするのでしょうか?

 

動物の目もヒトと同じようにありとあらゆる眼病が現れますよ。結膜炎、角膜炎、白内障、緑内障、眼底疾患、各種の先天異常などが代表的なものです。あまり関心が払われないものとして、近視などの屈折異常、斜視、弱視、眼精疲労などがあります。

 

の病気に関してはヒトとあまり変わらないのですね。

 

そうですね。ただ、動物の目の病気に関しては、ヒトと異なる点が二つあります。一つは喧嘩によるケガが多いことです。もう一つは、病院に来るのが決して患者自身の意志ではなく、飼い主の意向によるということです。ヒトの場合は、痛いとか見にくいとかの自覚症状があれば自ら医者にかかりますが、動物は自覚症状を訴えることはありません。

 

かに動物の場合は、外から見てわかる異常がなければ気が付かないかもしれません。

 

目やにが出て充血する結膜炎や角膜炎、強い充血が起こって瞳が混濁する前部葡萄膜炎、瞳が白くなってくる白内障などが、どうしても目立つようになります。白内障などは、人間ばかりでなく動物の目でもポピュラーな疾患となっていて、手術も盛んに行われています。

逆に眼底疾患や緑内障は視力障害が相当進行しないと飼い主に気付かれません。緑内障で医者に連れられてきたときは、ほとんど失明している場合が多く、動物眼で行われる緑内障手術は、視機能の回復や維持というより、痛みをやわらげたり美容的な意味(眼球の突出を防ぐ)で行われるようです。

 

物の眼も人間と同じように手術による治療がされているのですね。

 

驚くべきことに、動物に対する美容整形手術なども結構盛んに行われているようです。血統書付きの高級ペットほど盛んなようですが、もっと自分のペットを個性的にしようというのでしょうか。すべて飼い主の一存で手術が行われているようです。果たして手術される動物自身は喜んでいるのでしょうか、一度聞いてみたいものです。

 

(原作:医学博士  武藤政春)

 

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