プロフィール
眼科医・武藤政春
,profilephoto

『プロフィール』・・・・作者紹介にかえて

●目医者のマアちゃん・メガネ屋のケンちゃん

時の経つのは早いというけれど、そう、今から何十年前になるのだろう。今でも鮮明に覚えている声と顔。「あそ〜ぼ〜(遊ぼう)」と引っ越して荷物を降ろして間もない我が家に、同い年の小さな彼がやってきた。小さいのは当然、その春、私も柏市立第一保育園年長組に入る歳だった。彼こそ、目医者のマアちゃん=武藤政春さんだった。

後年、私達は団塊世代と呼ばれたが、当時、柏駅周辺には商人(あきんど)の子ども達がたくさんいた。親の仕事を頭に付けられて、植木屋のカッちゃん、風呂屋のフミちゃん、魚屋のシンちゃん、豆腐屋のシンちゃんなどと呼び合い、更にそれぞれの兄弟姉妹も加わって、遊び相手には事欠かない「子どもの世界」が広がっていた。目医者のマアちゃんとメガネ屋のケンちゃんも正にその中にいた。

成長に合わせて、子ども達の進路も様々に分かれていった。マアちゃんも私も、 別々の学校ではあったが、都内の区立中学・都立高校へと電車通学、やがて、大学を卒業。時を経て、あたかも自分の故郷に戻るかのように、共に柏市内で開業する親の跡を継いだ。

現在も共に院長と社長として仕事を行い、時間の経過と共に、疎遠になった友人も多くいる中、つかず離れずの関係を築いてきたのが幸いしたのか、今日に至っている。年に数回、夫婦4名で会食を楽しみ、やがて来る引退の後には、共に同じ老人ホームに入ろうかなどという夢を語り合っている。第三者から見れば、眼科医とメガネ店なら、付き合って当然の関係と思うかもしれないが、今や、住む場所も職場も異なる所にいて、ビジネスなど絡む余地もなく、むしろ、不思議な縁のなせるワザだとさえ思っている。

●ブログ制作にあたって

長い前置きになったが、最古・最長の友人に、長年の友情に応える術がないかと考えた末が、このブログ立ち上げになった。過日、彼が書き、贈呈された『役に立たない目の話』(1996年・近代文藝社)、『動物たちは何を見ている?』(1994年・泰流社)が絶版となって久しい。共に「役に立たない、雑学だよ!」といいながら、その実、目に関して知って損にならない話がたくさん書かれている。彼の許可を得て、上記の書籍の内容を再編集、ブログの形をとって再現させていただくことにした。だから、編集上の責任はあくまで私(清水)にある。感謝と共に、このブログ集を武藤政春さんに捧げます。

SnapCrab_NoName_2016-10-7_10-8-2_No-00.png

◆著者紹介(目医者のマアちゃん)
武藤政春(むとう まさはる)
都立上野高校→東京医科歯科大学卒。医学博士。東京医科歯科大学助手、講師を経て、柏市に開業。現在、埼玉県三郷市「むとう眼科」院長。


 

◆編者紹介(メガネ屋のケンちゃん)
清水健一(しみず けんいち)
都立白鴎高校→早稲田大学・早稲田大学大学院卒。現在、株式会社清水メガネ代表取締役。